舞鶴鎮守府(の跡地)に行ってきた(赤れんが倉庫群編)

伏見稲荷で初詣の後、同じく京都の舞鶴まで出かけてきました。

目的はもちろん、舞鶴鎮守府と海自の舞鶴地方隊です。
鎮守府の建物自体は現存していませんが、
明治~大正期に建てられた赤れんが倉庫群はまだ残っていて、
当時の様子を物語ってくれているようです。


舞鎮は途中で一度解体されたりして、どうも他の鎮守府に比べると地味な印象が付きまとうのですが、
少なくとも現代の舞鶴は日本海側唯一の海自基地として、
北ににらみを利かせる重要な役割を担ってます。
二隻のイージス艦も擁しており、艦船マニアにも魅力的な基地なのではないでしょうか。


それに、まいちんとか言って一番可愛らしい響きだし。

よこちんとか、なんかポジション直したくなるじゃないですか!
させちんとか、あまりにも卑猥すぎるじゃないですか!



という訳で、
艦これがらみで横須賀や呉へ行ってきたレポは割と見かけるものの、
いまだあまりお目にかからない(と思う…)舞鶴レポです。


前編は赤れんが倉庫群のご紹介です。





maizuru_135s.jpg

京都駅から特急「まいづる」に乗って、一路日本海へ。
目指すはJR舞鶴線の東舞鶴駅です。

同じ京都府とは言え、京都~東舞鶴間は意外に遠く、
特急で1時間半かかります…





maizuru_001s.jpg

結構すごい所走りますね。
当然単線だし、ローカル感満載です。






maizuru_002s.jpg

舞鶴線と山陰本線に分岐する綾部駅にて切り離し。
ここからは2両編成でまいります。

手前の黒い物体は駅員さんですw
隙間からこそっと一枚。






maizuru_006s.jpg

東舞鶴駅に到着。
結構綺麗な駅ですね。駅前も広々としてますよ。
そこそこ大きなケーズデンキがあったのにはちょっと驚き。






maizuru_003s.jpg

慣れない土地の電車時刻表は良いですよね。
時間の流れる速さが分かるというか。







maizuru_004s.jpg

maizuru_005s.jpg

駅構内にはキヨスクも。
流石海軍にゆかりのある土地ですね。海軍コーヒーに海軍カレーですよ。
買って帰ろうと思ってたのにすっかり忘れてました…

あと、ここに来て初めて知りましたが、舞鶴は肉じゃが発祥の地らしい。
まあ元祖なんてあちこちにあるのが普通だから…とか思いながらも調べてみると、
思った通り元祖を巡って仁義なき戦いが繰り広げられているようです。

しかもその相手がよりによって呉!

初めて肉じゃがを作らせたのが東郷平八郎で、
その東郷が舞鶴と呉に縁深いからというのが両者主張の根拠のよう。
まあお互いに配慮しつつアピールしてる、くらいで、
ガチに喧嘩してるって訳ではないようですけどね。

しかし、せっかくの発祥の地なのに食べられなかったなぁ。
今回の旅は弾丸ツアーだったので、時間的余裕が全くなかったのです。







maizuru_007s.jpg

港の方へ歩きます。
駅からは大きな道と商店街がずっと海の方へ続いています。

流石に正月では人影もほとんどありません。
普段はどんな感じなんでしょうね。






maizuru_008s.jpg

駅から10分ちょっとで、最初の赤れんが倉庫に到着。






maizuru_009s.jpg

今は世界各地のれんが建築物を紹介する「赤れんが博物館」になっています。






maizuru_010s.jpg

各赤れんが倉庫にはこのような石碑が。
この建物は壱号棟です。
元は旧舞鶴海軍兵器廠魚形水雷庫。
見えませんが、裏には建てられた年月も書いてあります。








maizuru_011s.jpg

歴史のある港町に赤れんがはつきものな感じ。
横浜も赤れんが倉庫って有名ですし。






maizuru_013s.jpg

maizuru_012s.jpg

入ってすぐのロビーには大きな錨のモニュメントが。
自分、いつもあまり予備知識仕入れずに現地行くんですが、ここでいすずの名前を見るとは思いませんでした。
対潜水艦ではお世話になってます。






赤れんが博物館は、1階と2階の半分くらいがれんがそのものや世界各地のれんが建造物の紹介、
残りのスペースで舞鶴の歴史についての展示が行われていました。


で、館内の様子ですが、
博物館だしどこまで撮っていいもんか考えましたが、
受付の方に撮影可否を確認したところOKとのことでした。

ただそうはいっても展示の中には「撮影禁止」と明記されているものもありましたのでそういうのは除き、
撮ってよいと思しきものから一部抜粋してご紹介と言う形にしました。

よってここに貼る写真は展示のほんの一部なので、
よろしければぜひ現地に足を運んでみてください。






maizuru_015s.jpg

maizuru_016s.jpg

1階。
れんがを焼く窯の内部を再現してあったり。
あまり広くない展示スペースですが、鏡を使うことによって
ぐるっと円形になってる窯の内部の様子が再現してあります。
いいアイデアですねぇ。






maizuru_019s.jpg

2階は各地に残るれんが建築物の紹介。
呉鎮守府庁舎も紹介されています。

舞鶴鎮守府の本部庁舎はなんで現存してないんでしょうね。
ちょっと調べてみましたが分からず…
(講堂は自衛隊敷地内に残っているようですが)







maizuru_039s.jpg

運よく、「旧海軍と舞鶴」という企画展が開催されていました。
企画展と言うくらいだから期間限定だろうと思うのですが、いつまでという告知は特になし。






maizuru_022s.jpg

明治時代の戦艦、三笠。
今は記念艦として横須賀で第二の人生を歩んでいますが、元はここ舞鶴所属だったとか。
全長132mですか。
太平洋戦争時の戦艦が軒並み全長200mオーバーな事を考えると、
やっぱり時代と共にでかくなるものなんですねぇ。






maizuru_024s.jpg

舞鶴鎮守府の初代司令長官はかの東郷平八郎。
真ん中の赤バックに軍服姿の人物です。

改めてまじまじと見ると…やっぱりオーラのようなもの感じますねぇ。






maizuru_032s.jpg

戦艦三笠、東郷平八郎とくればこの一節。







maizuru_033s.jpg

舞鶴港の全容。
ちょうど中央あたりがここ赤れんが博物館です。
今回の目的である赤れんが倉庫群と横須賀基地は、
一部を除いてなんとか徒歩で回り切れる範囲にあります。






maizuru_035s.jpg

現在、舞鶴港に所属する自衛隊の艦船一覧。
「あたご」「みょうこう」のイージス艦2隻に補給艦「ましゅう」、
最近何かと話題の「いずも」の就役によって退役予定の「しらね」など。







maizuru_029s.jpg

maizuru_025s.jpg

maizuru_026s.jpg

maizuru_027s.jpg

魚雷庫だった頃を再現したジオラマ。
フィギュア撮影が趣味だと、こういうミニチュア系も喜び勇んで撮ってしまう。

てか、魚雷って魚型水雷の略だったのね。初めて知りました。







maizuru_036s.jpg

舞鶴市街の通りの名は海軍の艦船の名前が付けられているそうです。





maizuru_148s.jpg

maizuru_149s.jpg

現代の街中でも、このような標識を見ることが出来ます。
全部探してみるのも良いかもしれませんね。

というか、標識にロシア語が書いてあるのが面白い。
昔からロシアには縁(因縁?)の深い街だったそうですから。
今は、舞鶴とロシアのナホトカは姉妹都市になってますしね。







さて、赤れんが博物館はこれくらいにして、次の目的地へ。






maizuru_040s.jpg

舞鶴引揚記念館です。
この記念館だけ港から少し離れたところにあって、港から車でも5~6分かかります。
歩いて行くのは辛いですね。

バスも出ているのですが、
12時あたりに1~2本、そのあとは4時くらいに1本と偏りがある上に頻度も少ないため、
これまたちょっと辛い。

自分は結局タクシーを呼んでもらいました。
片道2000円弱かかりましたが、まあ時間的余裕もなかったし、仕方ない。





ここはどういう施設かと言うと…

戦後シベリアに抑留されていた人々が帰国する際、そのほとんどを舞鶴港が受け入れたということで、
シベリア抑留とそこから引き揚げる際の様子が展示されています。





maizuru_041s.jpg

maizuru_044s.jpg

シベリア抑留については授業で習ったくらいの知識しか持ち合わせていませんでしたが、
こうやって展示されているものを見るとその凄惨さが伝わってきますね。






maizuru_042s.jpg

あら、間宮さんじゃないですか。

こんな風に、引揚に使われた船の模型も展示されていました。
多くの船が使われたようで、展示されている模型の数もかなりのものです。

まあ、ウン十万人運ぶ訳ですからねぇ…






maizuru_045s.jpg

ここらへんでお昼を回りましたので、昼食を。
ここ引揚記念館にはカフェが併設されており、簡単な食事も出してくれます。
で、メニューに海軍カレーと書かれていたら…そりゃ食べるでしょ。

ちょい辛めで美味でした。
ごはんに立てられた旭日旗が如何にも海軍カレーですよねw





さて次。

赤れんが倉庫が集中している地区へ向かいます。






maizuru_087s.jpg

赤れんが倉庫群の配置図。
この地図の1~6番の番号が振ってある8棟と、6番の向いの1棟、
さらにここには書かれていませんが、右上の方に3棟の計12棟からなります。







maizuru_082s.jpg

まずは6番のあたり。

右手に見える3棟は舞鶴海軍需品庫需品庫で、
現在は文部科学省が倉庫として使用しています。(wikipediaを見ながら
左の1棟は旧舞鶴海軍軍需部第一需品庫で、現在は自衛隊が使用。






maizuru_085s.jpg

自衛隊の倉庫はもちろんの事、文部科学省の方も残念ながら中には入れません。
自衛隊の方には柵がしてあります。

しかし何十年も前に立てられて重要文化財に指定されている建物を
涼しい顔で使用中というのも面白いですね。






maizuru_083s.jpg

あいにくの雨でしたが、古びたれんがが雨に濡れたことで醸し出されるしっとりとした質感が
かえっていい感じに。






maizuru_086s.jpg

地面は石畳とレール。
この上を、様々な装備品を積んだトロッコが往来していたのでしょうか。





maizuru_089s.jpg

ツタが絡まっている倉庫も。
夏になると緑に覆われるようです。
う~んラピュタ。






maizuru_090s.jpg






maizuru_092s.jpg

maizuru_095s.jpg

続いて、伍号棟。
こちらはイベントホールになっています。






maizuru_096s.jpg

maizuru_098s.jpg

内部はがらーんとしています。
イベントホールっていうくらいだから、催し物の際には賑わうんでしょうね~。







maizuru_097s.jpg

maizuru_099s.jpg

maizuru_100s.jpg

maizuru_101s.jpg

いや~良い雰囲気。
窓枠の下のピアノなんてすごい物語チックじゃないですか。

ご覧の通り、内部はがっつり鉄骨で補強されています。
やはり古い建物、それなりの補修・補強工事が行われているようですね。







maizuru_102s.jpg

続いて弐号棟。






maizuru_103s.jpg

この倉庫は舞鶴市政記念館となっています。





maizuru_104s.jpg

1階はカフェになってました。右下の方にメニューがあります。
多くの人がいたので撮影は控えましたが。






maizuru_105s.jpg

maizuru_106s.jpg

進水記念の文鎮ですと。
当時の記念品は文鎮ですか。やっぱりそこは時代を感じますね。
艦これで見かける艦船の名前もちらほらありますよ。






maizuru_107s.jpg

maizuru_108s.jpg

入口に掲げられた巨大な日章旗がこれまた時代を感じさせます。







maizuru_129s.jpg

maizuru_130s.jpg

参号棟はまいづる智恵蔵(ちえぐら)。






maizuru_131s.jpg

maizuru_132s.jpg

ちょっとしたお土産スペースと、機関車。
結構立派な…






maizuru_135s.jpg

maizuru_136s.jpg

舞鶴鎮守府庁舎のジオラマ!
左右対称のどっしりした作りですね。
2階中央のバルコニーも色々想像させてくれます。
東郷平八郎がここに立って語り掛けでもしたのかいな、とか。









maizuru_139s.jpg

伍号棟は赤れんが工房ということですが、
翌日の書初め大会に向けた準備のため閉館していました。
残念。






maizuru_140s.jpg




maizuru_145s.jpg

窓から漏れる暖かい光。
外でガチガチ震えながらシャッター切ってると、
なんかマッチ売りの少女の気持ちが分かりますな(笑






maizuru_146s.jpg

maizuru_147s.jpg

暗くなると倉庫は一斉にライトアップ。
昼間よりもれんがのオレンジ色が鮮やかに輝きます。








以上で、当日入場可能だった赤れんが倉庫には全て入ってみました。

各倉庫での展示内容はバリエーションに富んでおり、飽きずに見て回ることが出来ました。
ただ、舞鶴鎮守府については結構細かく触れられているものの、
艦船については程々(特に昭和期は少ない)と言った感じです。

後は、建物自体が結構な数ある上、展示もがっつり行われているので、
ゆったりじっくり見て回るとあっさり一日が終わってしまいそうです。
しかも倉庫への入場は5時で終了してしまうので、なおさら厳しい。

自分は舞鶴基地の様子を見るのも目的のうちだったので、
かける時間半々という感じで早めのペースで見学しましたが、
ちょっと慌ただしかったですね。



リベンジの理由はあるので(後編参照)、
その時には展示の文字までしっかり読んでみたいものですね。






後編に続きます。





コメント

非公開コメント