「聲の形」の劇伴が素晴らしい


「聲の形」、見てきました。

まだ自分の中の気持ちが定まっておらず感想文を書くまでには至っていないのですが、
とりあえずこれだけは言える。


劇中で流れる伴奏音楽がとんでもなく素晴らしい。


鑑賞中も「曲きれいだな」くらいは感じていたのですが、帰りにサントラを買い家で聞いてみてその思いは確信に至りました。

60分に及ぶトラックから感じるのは、
光が差し込む透き通った水の中をふんわり漂っているかのような浮遊感、透明感、そしてある種の静けさ。

こんな感覚を覚えたサントラは初めてです。

作品自体は胸糞展開から始まって、その後も精神的にキツいシーンが続く展開なのですが、
ピアノベースで奏でられる楽曲群はとても美しく、穏やかな旋律のものばかりなのです。
(中には「動」のイメージが強い、ちょっとテンポの速い曲もありますが

決して自己主張せず、苦悩するキャラクター達にそっと優しく寄り添うような・・・

そして、静かで穏やかな流れのクライマックスに来るあの展開。
ばっと視界が広がって、見えないものが見えるようになって・・・

劇場でも涙しましたが、サントラ単体でも同様でした。
この構成は卑怯です(笑 耐えられる訳がない。

京アニの描くクリアーな世界にこの楽曲が合わさることによって、
作品全体のみずみずしさがより一層引き立てられ、雰囲気も過度に重くならない。
劇伴かくあるべしってやつですね。



作曲者である牛尾憲輔氏の経歴をちょっと見てみたのですが、
ピアノから始まり電気グルーヴなどテクノ系の音源制作でキャリアを積み…って、
もう私の趣味ど真ん中じゃないですか。
約束された勝利ってやつですか。



今もサントラ聞きながらこの記事書いてますが、作業用BGMとしても最適ですね。
まあ思い入れが強すぎる人は作業どころじゃないかもしれませんが・・・

「君の名は。」のように主張する劇伴も良いですか、こんな劇伴も良いものです。
立て続けに素晴らしいサントラが手に入ってうれしい限り。
末永く楽しめる一枚になりそうです。




ちなみに、「君の名は。」のサントラはいたるところでボロボロ泣けてくるためあまりに危険ということで封印してあります(笑
これは思いが強すぎる例だな・・・


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