E-M1と12-40mm F2.8の外観をまじまじと見てみる

前回の記事でも言及しましたが、結局E-M1と12-40mm F2.8を入手しましたので、
ちょこちょこレポートを上げて行こうかと思います。


まずは外観編。

とはいっても本体は1か月近く前に発売済みなので若干今更な話になりそうですが、
物事には順序というものがございまして…まあちょっとお付き合い頂ければと。



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今までのオリンパスのパッケージは白と青のツートンカラーが主でしたが、
このE-M1はうって変わって黒一色です。

この色使いの変化、従来の軽快で明るいイメージの機種たちとは異なり、
Proを名乗らせる覚悟の表れと言った感じでしょうか。






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箱の中身も漆黒。
カメラとレンズも、いつものビニールではなく黒い不織布に覆われています。

最初見たとき、
「お、ついに紙の取説が消えたか!?」
とか思ったのですが、この薄い箱の中に普通に入ってましたw

取説は当然白いのですが、それをわざわざ黒い箱の中に隠し、
ひたすら黒に統一してあるというこだわりよう。

このパッケージングは正直、かなりテンションが上がります!





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中身。

ストラップの意匠が変わりましたね。
(噂に聞くと、元に戻ったらしい?)
自分はメーカーのロゴがデカデカと入ったものってあまり好かないので、
これは使わなさそうだ…
E-M5のストラップはロゴの主張が控えめだったので、それなりに使ったのですが。

後はレンズ。
ようやく、ポーチとフードが標準装備になりました。
今までのm4/3レンズにはそのどちらも付いておらずかなり残念な感じでしたが、ようやくです。

フラッシュは今までと変わらず、小さいのが外付で付属してます。






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E-M5と。
まあ、グリップが付いたおかげで一回り大きくなったように見えますが、
本体部分はほとんど差はありませんね。





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右側を。
シャッターボタンがグリップ上の一等地に移動し、
空いたスペースに色々なモノが移動して来ています。

シャッターボタンは傾斜が付いて、かなり指を置きやすくなりました。

モードダイヤルにはフォトストーリーが追加。
組み写真とか何気に難しそうですが、そのうちチャレンジしてみますか。

いずれのダイヤルも手触りは上々で、特にモードダイヤルは
「くち、くち」
といった、湿り気を帯びた感触で、触ってて気持ちがいいです。ついつい弄りたくなります。

…ん?何ですか?



動画をほとんど撮らない自分は、
録画ボタンは別にこの位置になくても良いかなぁと思ったりもしますけど、
まあ別の機能を割り当てることも出来るので不満という程ではありませんね。







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左側。
モードダイヤルがいなくなったところには、
・電源スイッチ
・HDR/ドライブモード切替
・測光/AF切替
が付きました。


電源スイッチですが、
E-M5だと右にあり、片手でスイッチON⇒構えまですんなり行けたのですが、
今回で左に移動してしまったのでどうしても両手が必要になります。
これはちょっと微妙な変更。

そうそう、機種名が、E-M5では印刷でしたが、E-M1で刻印になりました。
ちょくちょく、クオリティの向上が図られてます。





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上から。
まあ、若干厚みは増してますね。
最初は微妙な感じだったグリップも、こうして上から見ると非常に精悍でカッコいいです。

今までの写真でお分かりかと思いますが、E-M5とは表面の仕上げからして違っており、
質感は大幅に向上してます。
(こういう仕上げ、なんて言うんだっけ)
フラッグシップでありながらも軽快さのあったE-M5に比べ、ドンっと量感が増した感じ。

一眼レフに比べるとやっぱり小さいのですが、
その分ぎゅっと高密度に凝縮された感じが良いですね。





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背面。
E-M5で押しにくいと不評だった再生ボタンとFnボタンが大幅に改善されました。
特に、よく使うAEL/AFLボタンが押しやすくなったのは素晴らしい!

ボタンは全体的に大きくなり、フニャフニャとした感触もかなり改善されてます。
まあ、感触については自分はほとんど気にならなかったのですけどね。

背面液晶の可動はE-M5と同じくチルトのみ。
どうせちょっと大型化したんだし、ここはバリアングルにして欲しかったところですね。
フィギュアイベントで多用する縦位置&ローアングル(笑 だと、
チルトじゃ何の役にも立たないので…





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愛冠

!?
「アイカップ」を変換したらこんな結果に?
なんじゃこれと思い調べてみたら
「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅」
だそうです。へぇ~そんな当て字の駅が有ったのか、勉強になります。



え~と、なんでしたっけ?

そうそう、アイカップですが、
E-M5に比べて周りのでっぱりが大きくなり、目とファインダー面までの距離がやや離れました。

これ地味ですけどすごく良い改善!

自分はファインダーを覗く時、眉の部分をアイカップの上部に当てて安定させるのですけど、
E-M5はアイカップが浅かったため、押し当てた状態で瞬きすると
睫毛がファインダー面に触れてしまっていました。

E-M1ではそれがありません。

これでもう、目の渇きを我慢しなくても良いんだね!






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前面にもFnボタンが二つ。
とりあえずカスタマイズ可能なボタンは、
レンズのL-Fn、バッテリーグリップのB-Fn1,2を合わせるとなんと9個も。

正直使いこなせません…





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そろそろ、キットレンズの12-40mmに行きましょう。

すみません、光が当たってなくて分かり辛いですが、キャップの前面は何と金属!
触るとひんやり冷たいんだから間違いない!
普通のプラのキャップに比べて微妙な重量の差も感じます。
こりゃ手荒に扱えない…





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メタルボディに白い刻印。
これまためっちゃカッコいいです。
重量は400g弱ですから、最重量クラスのNOKTON 25mm F0.95より若干軽いくらい。






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ズームリングやフォーカスリングの加工も上質。
12-50mmに続き、L-Fnボタンも装備です。





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フォーカスリングを手前に引くとマニュアルモードに。
いわゆるスナップショットフォーカス機構?と思ったら、
マニュアルフォーカスクラッチ機構、らしい。
まあ、瞬時にマニュアル操作に切り替えられるモードだと思うのですが、
スナップショットフォーカスとの違いが良く分かりません…そっちの機能が付いたレンズを持っていないので。

オリンパスのブルーラインはこのレンズでも健在。
ZDレンズのかなり主張する色に比べ、随分と落ち着いた色合いになってます。






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これでズーム時にも鏡筒が伸びなければ完璧だったんですが残念、少し伸びます。






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以上。

色々撮るのはこれからですがとりあえず見た目としては、
あの最初にリークされた動画からは想像できない程の上質感です。

12-40mmを付けると見た目もばっちり決まり、
持った時に感じる重さも所有感を十分に満たしてくれます。

いやほんと、あの動画といい意味での別物になってくれて良かった…

持ち出すのが楽しみになりそうです。



次からは実際にE-M5と撮り比べてみようかと。




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