うちは一応フィギュアレビューサイトなので、テストの被写体もフィギュアで。
今回は色も見たいので、なるべくカラフルな人を選びました。
レンズは60mm F2.8マクロを使用。
レンズをテストするわけではないので、絞りはf4.0で統一しています。
カメラ側の設定は、どちらもデフォルトのまま。
OFFにすることが多い高感度ノイズ低減も「普通」の設定です。
ホワイトバランスもオート、測光はESP。
使用した画像は撮って出しのJPEGです。
光源はレビュー時と同じですが、
普段より若干、光源を強くして陰影を強調しています。
で、ISO値を変えながら撮影。
さて、前置きはこれくらいにしてとりあえず一枚。

左右で微妙に高さがずれてるのはご愛嬌…(自分でも気持ち悪いのですが
違い、分かりますか?
自分には分かりませんw左がE-M1、右がE-M5で、ISO200での比較なのですが、ほとんど同じですね。
気持ち、E-M1の方が露出アンダーのようですが。
では、以下に機種名を入れた比較写真を。
ついでに、オリビューのヒストグラムもいれてます。







ヒストグラムも、E-M1の方が若干露出アンダーなことを示してます。
上位機種は、なるべく白トビを起こさないよう
露出が低めに設定されているというのを聞いたことがありますが、
このE-M1もそういう考えなのかしらん。
こうやって見比べても殆ど同じ…ではあるのですけれど、
E-M5の方は、ISO3200あたりから若干色褪せて来ているような気がします。
一方、E-M1は、ISO12800まで上げてもそれほど色に変化がありません。
逆に言うと、ISO1600までの領域ではほとんど差がないということですが。
ただ、元々の露出が若干違うため、あまり自信がありません。
厳密に露出を合わせてシャッフルすると分からないかも。




ややアップ。
引きの絵で、低感度はほとんど変わらないということが分かりましたので、
こっちではISOの範囲を絞りました。
引きだと露出はE-M1の方が低い傾向だったのですが、
こっちだと逆転して、E-M5の方が気持~ち低いようです。
傾向が分かりませんねぇ。



お顔の等倍表示。
お、こっちでは高感度時の差がよく分かりますね。
前髪の影が落ちている肌部分の色変化が顕著。
でもE-M5、色あせてくるのかと思ったらそうではなくて、
むしろシャドー部に変な濃い色が乗っかって来てる感じですね。
しかし、改めてみるとこのチアフルミクさんはほんと天使ですな!■ISO LOW(100相当)について
ISO100相当のISO LOWがE-P5から追加され、このE-M1にもそれは引き継がれました。
他社とは異なり、ISO100「相当」と表記しているところになんかもやっとするものがあるのですが、
どういう意図なんでしょうかね。
E-M1同士、ISO100と200の比較です。

ISO100の方は、ミクさんの脇の部分があっさり白トビしてますね。
オリンパスも、ISO100はダイナミックレンジが狭くなるということを公式に言っていたかと思いますが、
ここまで顕著に出るとは…
ただ、ISO200に比べてもノイズはさらに少なくなってます。

メルルの足元あたりの等倍ですが、
ISO100の方がノイズが少ないのが見て取れます。
ノイズが少ないのは利点ですが、
ここまでじっくり見ないと分からないレベルなので、それを目的に使うことはなさそうです。
むしろ、ダイナミックレンジが明らかに狭まる方が問題かと。
使うシーンとしては、少しでもシャッタースピードを稼ぎたい時に
1/8000と合わせて使用する、くらいでしょうか。
その時もヒストグラムには注意した方が良さそうですね。
さて、まとめです。
「ぶっちゃけほとんど変わらない」という認識に偽りなし!(ぉとは言いつつも、高感度での色再現はE-M5より改善してますね。
ただ、ISO3200あたりまで上げてよ~やく分かるか分からないかレベル。
ISO12800ではそれなりに差が広がりますが、
ノイズの量は変わらないためそこまで上げることはありませんし。
まあ、自分はE-M5でもISO3200までは使っていたので、一応恩恵ありですね。
ISO1600までしか上げない人にとっては微妙かも?
ISO LOWはちょっと注意して使う必要がありそう。
低ノイズに飛びついてホイホイ使うと、後で愕然としそうです。
まじまじと見ないとわからないレベルですが、
一応画質面の向上も見られて一安心といったところです。
高感度ノイズ低減をOFFにした時の様子も見てみたいですね。
コメント