


箱。相当にデカいです。
奥行はそれほどではないのですが、縦横が…
側面にはフィギュアの元となったパープルハートのイラストがあしらわれております。
イラストも良いですねぇ。ネプテューヌのキャラデザインは結構好みです。

中身は御覧の通りの二段構成。
パープルハート本体と剣、こまごまとしたプロセッサユニットが収められた上段と、
台座、羽根などの大物が入る下段です。
遠目から見たらロボット魂かなんかのパッケージと見紛うほど。
メカパーツでブリスターが何段にもなっている様には心震えます。
まずはプロセッサユニットを装着しない素の状態で4方向から。




いやもうこの時点でご飯三杯イケる。
色合いからして素晴らしいですね。
華美にならず落ち着いた雰囲気を醸し出すも、それなりに見栄えのする配色。
事あるごとに言ってる気がしますけど、この紫と黒の組み合わせは大好物です。
透明な台座に乗っかっており、ふわりと浮かんだ演出となっています。
つま先が下を向いてると、その印象がより強調されるんですね。
ちょっと前のめりな姿勢で不安定さを感じるのが気になりますけど…
長い剣も見栄えばっちり。ビバ美少女&大剣。
このフィギュアには、自分の魂を揺さぶる要素がこれでもかと詰め込まれている。



寄っても目立った荒は見えてきません。



お顔も十分アップに耐えうる出来。可愛く出来てます。
造形自体はかなりあっさりですが、自信に満ちた表情にはかなりの力を感じますね。
ちょっと前髪が長いかな?眉や眼元が隠れ気味なのが惜しい。




長いおさげ?も目を引く要素の一つ。
ちゃんと編み込みも造形されており、また美しいグラデーションが施されております。
全体的に着色は丁寧な印象ですね。
おさげの根本にダボ穴が見えますが、それはまたあとで。


頭頂のハイライト部から、先端に行くにつれて濃く深くなる色使いが絶妙。
髪の造形自体は普通ですが、美しい色あいに目が惹きつけられます。

細かいパーツも精度高し。
ゆがみのないプラ素材にきっちりとした塗り分けで、末端部も隙がありません。



黒、紫と暗い色が大部分を占める中にあって、胸元と太ももの輝きがひときわまぶしく感じます。
メカ&美少女モノはコントラストがポイントですよね。
柔&硬しかり、色しかり…



レオタードには繊細なモールドが刻まれており、紫でしっかりと墨入れされています。
メカ風な装飾は直線も多く、ちょっとした線の乱れが目についてしまうものですが、
これだけアップで見ても全くと言っていいほど荒が見えない。
細部まで高品位な仕上がりで実に好印象です。

脇とかね。
ここも抜かりありませんぜ。


手元。
右手の甲はちょっと塗装乱れが見受けられますが、まあ許容範囲。

キュッとくびれた腰とお尻。
お尻には「NEPTUNE」のロゴ入りです。


太ももを覆う幾何学模様。
細部までデザインが行き届いているため、全身どこをとっても見ごたえ十分。



足元。
お分かりかと思いますが、各所の黒部分はつや消しとつや有りが使い分けられてます。
パーツの質感にバリエーションが生じ、全身の情報量がさらにアップ。


こんな奥まったところもきちんと。
ちょっと首が浮いてますが、まあこんなどアップで見ない限り分かりません。


右手には剣。
武器を持ったフィギュアって、折り曲げた指先に単純に武器を挟み込んで保持するものが殆どですけど、
こちらのパープルハートには手と柄の接合部分にダボ穴が設けられています。しかも二つ。
剣を持たせたときの安定感は、今までの武器持ちフィギュアの中でもダントツの高さ。
こういう気配り、素晴らしいですね。



剣。(名前はないのか?)
これは単品で見ても問答無用でカッコいい。
オールプラ製で変なソリやゆがみ、ヒケも皆無です。
刃の部分は単一パーツですが、鍔?の部分はいくつかのパーツが組み合わされているようですね。
エッジ部分の紫は黒部分とは若干異なった質感で仕上げられているという凝りよう。
魂は細部に宿る。

ボリューミーな本体を支えるためか、台座はそれなりに大型です。
マックスファクトリーの村正とほとんど同じか、気持ち小さいか?といったところ。
これ、最初
「Z?」
と思ったのですが、よくよく考えるとNEPTUNEの「N」ですかね?

パープルハートが座る台座。
クリアパーツなのでちょっと分かりづらいかもしれませんが、パープルハートのお尻にぴったりフィットな形です。
ここにちょこんと座らせます。つまりアルターエグゼリカ方式ですね。


従いまして、パープルハートのお尻はこの通り自然な形を保っています。やった!





細い腕や腰回りとは裏腹にかなりのボリュームを誇る下半身。このバランス、嫌いじゃないですねウヘヘ(死
スジ造形こそありませんが、むちむちとした太ももと質量を感じるお尻の造形には大満足。

この台座に座らせたパープルハートがこれまた異様に安定してるんですよね。
こういうトリッキーな固定方式って、なんかのたびに崩れ落ちて「ムキー!」となるのが世の常ですが、
この子はちょっとやそっとのゆれじゃメゲそうにありません。

さて、ようやくプロセッサユニット装着。




もう、めちゃくちゃカッコいい。
鼻血が出そうになるくらいカッコいい。
メカメカしさが急上昇して、これぞメカ&美少女!
しかし、そうか。せっかくの大剣が正面からだとあまり見えないのか。
これはちょっともったいないですね。せっかくいいものをお持ちなのに。
あと、各種ユニットの装着方法なぞどこにも書かれてないため、
写真を見ながら見様見真似で装着するしかありません。
まあ別に難しくはないのですが、取説一枚くらいあっても良かったのかなぁという気はします。




心なしかドヤ顔にも拍車がかかったように見えますなw


目元を隠して大剣を目立たせてシリアス調、というのも悪くないですね~。


後姿も決まってますね。
大胆に開いた背中がまぶしい。
追加のユニットは多岐に及びます。まずは最も目立つ羽。

クリアーパーツの羽にはロゴが印刷されてます。
羽は表面がつやつやなので、傷がつくと非常に目立ちそうなのが怖いですね。

羽はこのようにメインスタンド後部に固定。
かなり自由に動かすことができます。

スタンド後部に装着するため、肩甲骨のところから羽が生えてる…とはいかず、
本体と羽の間が結構離れます。
横から見るとよく分かりますね。



足回りは、つま先部分と、くるぶしあたりに追加パーツ。
つま先はすぽっとはめるだけですが、後者はかかとのダボ穴に支柱をはめ込みます。
支柱はクリアーなので、このパーツも浮いているような演出となってます。

この足回り。
女の子らしいなめらかな足の曲線と、鋭い光沢が硬質感を醸し出すプロセッサユニットの対比が至高。

プレート状のユニットが腰を取り囲みます。

しかしこのユニットもホントよくできてます。
テカテカ光沢なんですが、それゆえにエッジが鋭い光を反射して
しっかりとその姿かたちを浮かび上がらせます。


腰パーツもやはりクリアーパーツで支柱と結合。
ボールジョイントでこちらもかなり自由に動かすことが可能。

腰パーツ追加でさらにさらに太ももが引き立てられて。

この腰のくびれ、いいですねぇ。


頭部アンテナのようなパーツ。
後頭部だけがすっぽり外れるようになっており、ダボ穴の着いた頭部と交換してからパーツを差し込みます。


肩?パーツ。
これはちょっと苦労しました。
おさげの根本部分のダボ穴に支柱を差し込むのですが、これがかなりきつく、
無理に力を入れると支柱のクリアーパーツがぽっきり逝きます。
自分は危うく折りそうになりましたが、なんとか折れる寸前で差し込みに成功しました。
クリアーパーツは無理な力が入って白化してしまいましたが…









そういや言及し忘れてましたけど、お胸も非常に立派です。
くいっと持ち上げられたことによって入る上乳のラインがなまめかしすぎる。
谷間もしっかりくっきりです。



久しぶりの背景飛ばし。
後ろから乳白色のアクリル板越しに照らしてるんですが、結構色が抜けますねぇ。
フラッシュで飛ばすやり方、今度やってみようかしらん。
以上。
驚愕の完成度です。とまで言ったら褒めすぎのような気もしますけど。
スルーしなくてよかった…
という感想を抱いたフィギュアも久しぶり。
引いて見れば全体の良好なバランスやメリハリのある美しい色使い、キリッとシャープな造形。
寄って見れば丁寧に仕上げられたディテール。
様々な要素が高レベルで融合しており、もう最強です。
塗りのはみ出しが皆無ではないとか、そりゃちょっとしたことなら突っ込みどころもありますが、
そんな細かいことなんぞまとめて吹き飛ばすレベル。
メカ&美少女&色、という個人的嗜好にジャストフィットということで
若干バイアスかかった感想かもしれませんが、まあいいや。
気になったら、買え!
コメント
No title
2014/07/21 18:03 by よちゃこ URL 編集
Re: No title
よちゃこさん、書き込みありがとうございます。
大体になりますが…
横幅は、羽を目いっぱい広げると33cmになりますが、
写真くらいの角度であれば25cm程度です。
ちなみに台座の直径は20cm、パープルハート本体の高さが30cmでした。
奥行は台座からはみ出ないので、20cmと見ておけば十分かと思います。
本当によく出来てるので非常にお勧めですよ。
よちゃこさんの棚に収まるよう祈っております!^^
2014/07/21 22:25 by こっつ(管理人) URL 編集
No title
ぎりぎりいけそうなので買っちゃおうかと思います^^;
2014/07/22 04:56 by よちゃこ URL 編集