
部屋から目覚めの雪景色。
布団の中からぼけーっとこの景色を眺めながらだらだら過ごす贅沢。最高。

とはいえいつまでもだらだらしてる訳にもいかないので起きます。
今日も雪かー。
3日目ですけど未だ青空を拝んでない気がするぜ。
フロントに聞いたら、旅館の車で新庄駅まで連れてってくれるということでした。
ありがたい。陸羽東線はとにかく本数が少ないですからね・・・

昨日は夜遅かったしあまり見て回れなかったので、車の準備ができるまで改めて。
観松館は立派な旅館でした。部屋も広いし温泉も良い。
自分の基準からすると若干お高いですけどね・・・
旅館のバンに乗り無事新庄駅に連れてってもらえました。
いやー車って楽だね!
さて奥羽本線で秋田方面へ・・・と思ったら。
Oh・・・3日目にしてついに運休の洗礼が。
15時まで動かないって、今何時だと思ってんだ!(9時
まずい・・・動くまで待ってたら人生が狂う。
まさかのタクシーで「私を秋田まで連れてって!」か・・・?
一体いくらかかるんだ・・・?
とガクブルしてたら、代行バスを出すとのこと。
ほっ、助かった・・・
気持ちに余裕ができたのでバスが来るまで新庄駅の中をぶらぶら。


なんとスマートドール。(ほぼ)新庄で作ってるんだとか。
まさかここまで来てみらいちゃんを見るとは思いませんでしたね。

無形文化遺産に指定されているという新庄まつり。
「山・鉾・屋台行事」のうちの一つとしての登録だそうです。へー知らなんだ。
夏か・・・またその時にでも来てみましょうか。覚えてたら・・・
新庄まつり公式
駅舎の屋根では雪下ろしの真っ最中。
いやーほんと雪国って大変ですね。

バスは、とりあえず湯沢駅までは連れてってくれるとのこと。
湯沢からは電車が動いてるようです。
バスで2時間くらいかかって湯沢駅に到着。
そのまま秋田行きの在来線に乗り換えて大曲で途中下車。

しかしすごいありさまだ・・・
こんなに雪が付着してても問題ないのだろうか。


吹雪の中一人でホームの雪かきする職員さん。
ほんと雪国って(略
さてなんで秋田まで行かずに大曲で降りたかというと、次の目的地が角館なんですよね。
武家屋敷通りで有名なあれです。
角館へ行くには大曲から盛岡方面の秋田新幹線こまちに乗るのです。
大曲から角館は在来線でも20分程度という、正直新幹線使う距離でもないですけど、
在来線はなかなか来ないといういつものアレで。
実は今朝になるまで「今日どうしよう」と思案してたというほどの無策っぷりなのですが、
新庄で足止めくらってる間にいろいろ考えた末、あまり秋田から遠くない有名どころということで角館に決定。
少し北に行って八郎潟とか、男鹿半島方面もいいなぁと思ったのですがちょっと距離があるし電車の本数も少ないし。
今日の宿は秋田駅近辺なのでまた戻ってこないといけないし。

という訳で、小麦粉がまぶされたような恰好で登場した赤い新幹線に乗り込みます。

デデッデッデッデデーデデーデーデー(富士通感
車窓を楽し・・・めない!

わずか10分程度で角館に到着。リュック下す暇もない感じ。
音もなく雪けむりの中にすぅっと消えていくこまちに「おお・・・」となる。

観光客らしき人影は皆無ですねぇ・・・
やっぱり平日で、しかもあちこちの交通機関が止まってる大雪の中観光に来る方が変人・・・

にしみやと聞くと聲の形を思い出す。あれはいい作品でした。
全く予習せずにここに来たので右も左もわからないのですが、
とりあえずふらふらと矢印の方向へ。

「西宮家」のフォントが良いね!



敷地内の建物はちょっとした博物館のようになっていて、
由緒正しいらしい品々が展示されていました。
フーンとかいいながら見て回ります。
しかし昔の建物ってものっそい足音が響きますね。ギシギシギシギシ・・・・

「株式会社」・・・?
会社なの?これ



敷地内にはカフェのような、軽食をとらせてくれる建屋もありました。
いい感じに体が冷えてきたので稲庭うどんを頂きます。
ものすごいあっさり味でした。稲庭うどんってこんな感じだっけ?
ともかく体は温まりました。

全部ほしい。
やっぱ東北は日本酒だよなー。
とか言いつつ重くなるので一本も買いませんでしたが・・・

さらに歩いて武家屋敷通りに来ました。
・・・駅から1キロちかく離れてるとは思いませんでしたよ、ええ。
普通ならなんでもない距離でも、雪が降ってると遠く感じますね。



古い日本家屋と雪はどうしてこうも取り合わせが良いのか。

角館は桜も有名ですよね。この両側の木が全部桜なのかしら。
桜のシーズンにも来てみたいとことですが、きっと人であふれかえってるんだろうなぁ・・・
この時は見ての通り人通りも全くと言っていいほどなく、通りをほぼ独占という贅沢なひと時でした。
敷地に入っていいのかよくわからなかったので外から眺めるだけでしたが・・・

秋田の郵政カブのライディングフォームは独特だなぁ。
というか、走れるってこと自体が驚愕だわ。カブ万能すぎる。
新しいカブがちょっといいなと思う今日この頃。



薄暗くなってきてから角館駅に戻ってきたら、ささやかなライトアップが。
しかしまだ5時なのにこの薄暗さよ。
再びこまちに乗って秋田駅に向かいます。

秋田着。
秋田駅は綺麗で立派でしたね。最近できた駅舎の雰囲気がプンプンするぜ。
駅前も店が多く、仙台とそん色ない栄え方な印象。

なんかオタ向けのイベントやるみたい。
残念ながら日程が合わず見送りです。
さて、夕食をとるためネットで調べて目を付けた店まで10分ほど歩きます・・・が!
寒い!寒すぎて痛い!顔が痛い!日が落ちて風が出てきた秋田は尋常じゃない寒さでした。
上着のフード持ってくるのを忘れたことをこれほど後悔したときはありません。
でも周りを歩いてる人、結構普通なんだよなー面の皮が厚いのかしら(意味違
泣きそうになりながら日本一という居酒屋へ到着。
海の幸や郷土料理を食べさせてくれる店ということでなかなかの評判だったので
来てみました。




きりたんぽ鍋、ばっけみそ(ふきのとうをあえたもの)、比内地鶏、その他いろいろ。
きりたんぽ鍋はこれで半人前なのですが普通サイズの鍋にたっぷりと。
どれもめちゃ旨い!量、質ともに大満足な夕食となりました。
秋田は飯が良いですねー。また来たい。
腹もいっぱいになり、タクシーを呼んでもらって本日の宿へ。
うーむ贅沢だ・・・
と、気が付いたら今日はこれ以降の写真が一切ありません。
2日目もそうでしたが、夕食が済むとカメラしまっちゃうんですよね。
今日の宿は秋田駅から車で30分程度のところにある
秋田温泉さとみという旅館。
夕食は済んでいるので風呂入って寝るだけです。
いい感じの露天風呂もあったのですがちょっと寒すぎました。
屋外に出た瞬間に凍り付くかと思いましたね・・・
なんとか湯船にたどり着いてしばらく浸かってたのですが、
雪がパラパラ落ちてくるしとにかく極寒で顔がピリピリしてくるし、数分で退散。もったいねー。
露天に浸かってるとき、屋外に出てきたおじさんが「うひっ!?」と奇声を上げて即屋内に引っ込んだのが
妙に脳裏に焼き付いてます(笑
3日目終了。
4日目に続きます。
コメント
No title
2枚目の写真、暖かい室内と雪を被った樹木の対比が素敵です。なんといいますか、ぬる燗をクイっとしたくなりました。
常日頃、ひとり旅したいなと思うものの、出不精なため、脳内シュミレーションで終わってしまいます。今年こそは…。
2018/02/13 18:51 by びるべるびんと URL 編集
Re: No title
旅館の窓から眺める雪景色、最高でした。
仰る通り朝からいっぱいやりたくなりましたね(笑
そういえば露天風呂で一杯ってのも一度やってみたいのですが、はてさてどうすればやれるのか・・・
一人旅は良いですね。誰に合わせるでもなく、自分の好きなように過ごせる時間は格別です。
2018/02/14 00:32 by こっつ URL 編集