いつも通りの中央道。
高速を降りた後は笛吹ラインに乗って四尾連湖を目指します。

山梨はいい道が多いですよね。
笛吹ラインや本栖ラインなどの快走路から、
ちょっと外れたところにある脇道まで。
田園に伸びる電柱と遠景の山々の組み合わせ、最高。

四尾連湖にアプローチする409号線ですが、
1.5車線くらいの幅の道がつづら折りで延々続くなかなかハードな道でした。(写真はまだまだふもとの方)
道路自体はきれいに舗装されてて走行は全く問題ないというかむしろ楽しいのですが、
結構タイトなので大排気量車で走りたいとは思わないなぁ・・・
自転車だと延々ヒルクライムで相当鍛えられそうです。
なでしこは「お姉ちゃん楽しそうだった」とか言ってましたが、
運転好きな人には楽しい道でしょうね。

四尾連湖到着!
アニメや漫画では分かりませんでしたが、
湖畔に降りていく道が猛烈に狭い・・・

山に囲まれたこじんまりとした湖。
よくもまあこんな山深いところにある湖を見つけたもんだ。
あまりにもきれいな円形なので最初は人造湖?と思ったりもしたのですがれっきとした自然湖で、
しかも水の流入も流出もない湖なんだとか。
4つの尾を持つ龍神様が住んでいるという伝説もあり、なかなか神秘を感じる存在ですね。




なでしこ姉「酒飲みたくなるわね」
アニメで「うまい」というセリフに置き換わっていたのはなんだったんでしょう。
車で来たのに酒とはけしからんといういちゃもんがつけられかねないという配慮?
バイクは屋根がある場所に停めさせてもらえました。ライダーも安心です。
早速受付をして、例の一輪車に荷物を乗っけて対岸のサイトまで移動します。
距離にして500mくらい、道幅は人ひとりがギリ通れるくらいでそれなりのアップダウンもあり、
うおおおおりゃあああと勢いをつけたり、
ぬかるんだ地面に足を取られないよう気を付けたりと結構ヘビーな行程です。
一輪車は古ぼけてましたが手入れはきちんとされているようで
タイヤの回転は実にスムーズ。




結構ぜぇぜぇいいながらサイトに到着。
体力の衰えなどではない、この皮パンが悪いのである。



遠くから風に乗って聞こえてくるレジャー客の笑い声以外に聞こえる音もなく。
風もないし、静かだ・・・
林の中にテント設営してからバイクで買い出しへ。
先ほど上ってきたばかりの409号線を下ります。
ふもとっぱらと違って買い出しがちょっと大変ですね。距離はそんなでもないのですが。

かなりの高低差を一気に下る。
絶景かな。

409号線を降りきったところにあるスーパーマーケット、
ゼブラ!・・・じゃなくてセルバ。
あと少し足を延ばして富士川市にある道の駅など、何か所か回って食材を買いそろえて
また四尾連湖に戻ります。
正直大変。買って現地入りしたほうが良かったなぁ。

道の駅もしっかりゆるキャン推し。

四尾連湖キャンプ場は基本直火NGですが、
四角く囲まれた箇所がいくつかあってこの中であれば直火OKです。
直火だとダイナミックな焚き火が楽しめますね。
焚き火台だとサイズに合わせて薪を細かく割らなければいけないので・・・


もーえーろーもーえーろ もーえーろーもーえーろ
いーなーかーのー(まつりーだー)まーつーりーだー
焚き火を見るとこの曲が頭をよぎるのですが何ていう曲なんだろうな・・・
歌詞ももはやあってるか不明。
ブロック塀もあるので薪を立てるのは容易です。よく燃える。
買ったサイズそのままで燃やしてると結構あっという間に使い切っちゃいますね。
2束あってもいい?

グングニルの槍

イージスの盾


ふもとっぱらでできなかったステーキ肉をワシワシ食うイベント、完遂!
両面を焼いてアルミホイルにくるみ、保温バッグで数分放置。超うめぇ!
ホイルから肉汁が漏れて保温バッグは死にましたが。
焚き火は熱にむらがあるので、ステーキ肉みたいな面積の広い肉を
まんべんなく熱するのはコツがいりますね。
あと、鶏肉はしっかり火を通しましょう。(戒め

あたりは完全な静寂に包まれていて、
聞こえてくるのは焚き火のパチパチいう音と、たまに水面で魚が跳ねる水音くらい。
自分の他にはソロキャンパーがもう一人だけだったということもあって、
ふもとっぱらと違い、文明の力の及ばぬ大自然の中にぽつんと一人でいる感がすごい。
寝袋に入って目を閉じると本当に耳が痛くなるくらい何も音がしません。
で、たまにテントの周りでゴソゴソと音がするのですが(タヌキがいるらしい)、
それがより際立って結構びくっとしたり。

おはようごさいます。そんな感じで正直あまり眠れませんでしたが・・・
もっと寝るための訓練が必要だなぁ。









昨日の静けさから打って変わって、周囲は鳥たちの鳴き声で非常に騒がしい。
生の時間。

夜中ごそごそうるさかったのはおまえか!

買ったけど昨日食べきれなかったソーセージを朝食にもしゃもしゃ食う。
10本以上あって最初うげぇとなりましたが結構あっさり食べきれちゃう。



あ~この小径がたまらんのよね。










チェックアウトは10時なのでとりあえずチェックアウトしましたが、
その後もだらだらして結局昼頃まで滞在し、昼食にカレーを頂いて撤収です。
すんなり帰るにはまだ早いし、これからどうしますかねー。
せや、身延行ってまんじゅうや!
ついでにゆるくないスタンプラリーもちょびっとやっていきましょうかね。



というわけで一人身延沿線ツアー。
1~2時間ごとにしか来ない電車をたまたま見かけるとうれしい。


牧歌的でサイコー。
でもきちんと電化されてるしそこそこの頻度で来るしで、
JR高山線の飛騨古川以北に比べたらまだまだ都会ですな。

身延駅到着。
ワイドビューXXって聞くとやっぱりワイドビューひだを思い出すんですよね。
(車両も同じっぽい?)



ゆるキャンにも出てきた永昇堂で身延まんじゅうを頂きました。
ふんわり甘くて疲れた体に染みる。美味い。


身延駅前に広がる商店街はしょうにん通り商店街。
建物や街灯が和風に統一されていていい雰囲気です。
この時はやたらバイクと自転車が多かったですね。
こういう変なところにある踏切が大好きなんですけど。

一応、今回の最終目的である内船駅に到着。
コンクリートむき出しのモダンな駅舎ですね。

夕食は途中で見かけたおきらく亭というお店でほうとうを。
すんごい濃いのかと思ったら絶妙な匙加減の味付けで、つゆ最後の一滴まで飲み干してしまいました。
ボリュームもあるしオススメ。
そうこうしているうちに完全に日が暮れてしまい帰るのが面倒になったので
結局その日は富士川で一泊することに。
以上。
四尾連湖キャンプ、文明から離れた清純な環境でキャンプがしたいならうってつけですね。
逆に、もう少し人の気配が欲しいという人は
ふもとっぱらとか人が集まる場所の方がいいかもしれません(笑
自分が行ったのは金曜なので、休日の夜ならもう少し人の気配があるとは思いますけどね。
ちなみに牛のお化けは出ませんでした。
昼間は湖畔に生い茂る緑と青空のコントラストが素晴らしく、
それこそチャイでも飲みながらテラスでゆっくりしているとついうとうととしてしまうくらい気持ちがいいです。
キャンプ場のご主人はとっても気さくな方でいくらでも雑談に応じてくれますし、
とても過ごしやすい(動きたくなくなる)場所でした。
標高900m近くという高地にあり今でも夜は冷えるのでそれなりの寒さ対策を。
5月中旬でイスカエア450がちょうどいい感じでした。
あ、そういえばボートは使いませんでしたね。
現地では「さすがにソロでボートはどうかなー」と思って一輪車にしましたけど、
今思うと別にボート使ってもよかった気がする。
さて次はどうしましょうかねー。
しかし、まだテントで熟睡できたことがない・・・
エアマットがいまいちな気がするんだよな。
多少中身が詰まってるインフレーターマットにかえてみようかしら。
エアマットに比べてかさばるけど・・・
コメント
No title
ゆるキャン△四尾連湖編、神回でしたよね!ついついアマゾンプライムで見直してしまいました。
実際の四尾連湖も素敵なんでしょうね〜。
全方位を森に囲まれた静かな湖畔、しまりんの如くシーズン外せば、静寂を独り占めも難しくなさそうで?うーん、魅力的です!
しかしこれ以上趣味を増やすと色々パンクしそうで、キャンツーやってみたいけれど、二の足さんの足を踏んでいます。
今後もキャンツーレポートお願いします。
2018/05/21 21:14 by びるべるびんと URL 編集
Re: No title
もうシーズン真っただ中ですが、平日の四尾連湖はすごく空いてましたね。
オーナーさんも「ちょっと寂しかったですかね?w」とか言ってましたし。
ゆるキャンやる前は本当に穴場だったのかもしれませんね。
キャンプに慣れてくるとあれも欲しいこれも欲しいとなって財布も薄くなります。
どんなジャンルの趣味にも沼は存在しているようで・・・w
2018/05/23 01:09 by こっつ URL 編集